テニス界が揺れてる?八百長疑惑…

  • 2008/06/02(月) 13:56:10

テニスの全仏オープンで先月30日の女子ダブルス1回戦に中村藍子(ニッケ)と組んで敗れた森上亜希子(ミキハウス)の試合後の発言を巡り、国際テニス連盟(ITF)が調査に乗り出す騒ぎとなった。


発言自体は、北京五輪出場を目指す中村藍子がこのダブルス戦で敗れると翌週の大会に出場でき、いい成績を残せば、五輪出場に必要な世界ランクまで上げられる可能性もあったため、ある日本のナショナルチームコーチから「あまり勝ってほしくないんだよね」と言われた、というもの。

試合前の選手に対する無神経な言葉に怒ったというのが、森上亜希子(ミキハウス)の気持ちだったが、第4シードの台湾ペア・チャン詠然、荘佳容(台湾)に0−6、1−6で惨敗。
背景には、この試合に森上亜希子と組んで出場した中村藍子の北京五輪出場問題が絡む。

現在世界71位の中村藍子は、60位前後がラインとされる五輪出場権のためのポイント獲得に必死。
9日付のシングルスのランクで決まるため、今週開催される英国での下部大会に出場する予定だった。
しかし、全仏のダブルスで勝ち進めば出場不可能になる。
一部メディアがテニス界をピリピリさせている八百長騒動に絡めて報道したために、騒ぎが大きくなったのが真相のようだ。
森上亜希子(ミキハウス)はそのコーチの名前を挙げなかったが、「選手に対し言うべきことではない」と、憤りを隠せない様子だったという。

男子の世界ランク4位のダビデンコ(ロシア)の疑惑に端を発し、テニス界は昨年から八百長問題にナーバスになっている。
今回のコーチの発言は一種の八百長ではないかと指摘された国際テニス連盟は31日、「われわれは勝敗を操作するあらゆる接触を許さない。今回は五輪精神に反することでなおさら残念だ」とコメントを発表。
徹底的な調査を行なう構えを見せた。
日本協会の右近憲三強化副本部長は「(コーチが)言ったことはまずい。
何か別の意図があったと思いたい」と複雑な表情を見せた。